猫が出てくる映画を取り上げて見所をご紹介します(=^・^=)

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映画「ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女」

2018 - 01/19 [Fri] - 22:55



☆「ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女」ストーリー
イランのゴースト・タウン、バッド・シティは、ジャンキー、娼婦、ポン引き、犯罪者などの吹き溜まりの街。そこには、闇夜に出没する黒いチャドルを身にまとった一人の美しい少女がいた。彼女の正体は、町の悪人たちを襲っては血を吸うヴァンパイアだった。ある時、少女はギャングを襲い、その後、ギャングの金と麻薬を奪った孤独な青年と出会う。互いの素性を隠しながら恋に落ちた二人だったが…。

☆見所チェック
イラン系米国人の新鋭女性監督アナ・リリ・アミリプールによる、このヴァンパイア映画には、ジャンルを縦横にクロスする不思議な面白さがあります。孤独なヴァンパイアの美少女と人間の青年の恋を描く本作は、極端に少ないせりふでつづるフラットな物語より、クールなモノクロ映像や、ロック、テクノ風、マカロニ・ウエスタン風の音楽まで使う無国籍なムードなど、デヴィッド・リンチやジム・ジャームッシュを彷彿とさせるスタイリッシュな雰囲気にこそ味わいと見所が。最も印象に残るのは、ヴァンパイアの少女がいつも身に着ける黒いチャドル(イスラム女性が頭から全身をすっぽりと覆う布)で、古典ホラー映画のドラキュラのマントに見えてきます。同時に、女性の社会的地位が低いイスラム社会への風刺の意味も読み取れます。

☆あ、猫がいる!
アメリカ映画ながら全編ペルシャ語の独特なムードを持つフィルム・ノワールの物語に、常に寄り添う一匹の猫。モノクロ映画なので残念ながら色は判別できないのですが、手元の資料によると、役としての名前はありませんが、演じている猫はマスーカという名のオス猫とのこと。この猫は、最初は脚本には登場しなかったキャラクターだったものの、スタッフからの強い希望があって、出演が実現したといいます。バッド・シティにたちこめる絶望と死の気配、人間の血を吸って生きるヴァンパイアの少女、そして少女と青年の恋の行方。人と人ならざるものの行いをすべて見つめ、見届け、同行するのが、ミステリアスな瞳を持つ猫なのです。実はこの猫こそ、影の主役のような気がしてなりません。

監督:アナ・リリー・アミールポアー
出演:シェイラ・ヴァンド、アラシュ・マランディ、マーシャル・マネシュ
(C) Shahre Bad Picture, LLC.
配給 : ギャガ  PG12
製作年 : 2014年 製作国 : アメリカ 原題「A GIRL WALKS HOME ALONE AT NIGHT」


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映画「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」

2018 - 01/15 [Mon] - 00:24



☆「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」ストーリー
1961年、NY、グリニッジ・ヴィレッジ。フォークシンガーのルーウィン・デイヴィスは、歌は上手いが、さっぱり売れず、くすぶっている。レコード会社から支払を渋られ、女友達には妊娠を告げられ、姉からは説教される。音楽をあきらめて父と同じ船員になろうとしても、それさえも上手くいかない。トラブル続きの日常から逃げ出し、何かを変えようと、一匹の猫を連れてシカゴのライブハウスへ売り込みのために旅立つのだが…。

☆見所チェック
白黒に近い独特のくすんだ色調の映像が印象的なヒューマン・ドラマは、さえないフォークシンガーと猫との一週間の旅を描く味わい深い物語です。主人公は、確かに才能はあるのに、頑固に自分の音楽にこだわっているため、トレンドや商業主義といった現実と折り合えない不器用な人物。プライドが高いくせに、目の前の日銭欲しさに印税を逃すなど、とことんドンくさい!モデルになっているのは、ボブ・ディランにも影響を与えたと言われる伝説のフォークシンガー、デイブ・ヴァン・ロンクです。こんな大勢の“ボブ・ディランになれなかった無名アーティスト”の才能を踏み越えて、現代のアメリカのミュージック・シーンが形成されたのかと思うと、感慨深いものがあります。主人公を演じるオスカー・アイザックの歌声がすばらしく、本職の歌手であるジャスティン・ティンバーレイクも交えて歌う“プリーズ・ミスター・ケネディ”は必聴です。

☆あ、猫がいる!
ルーウィンが友人から預かり、なりゆきで一緒に旅をするのは茶トラの猫。うっかり開けたドアから猫が飛び出す、閉め忘れた窓から猫が逃げる、など、猫を飼っている人には「あるある!」の描写が微苦笑を誘います。抱っこされながらの旅は猫にとっても受難続きで、見ていて気の毒になるシーンも多数なのでご注意を(笑)!音楽、旅、そして猫。好きにならずにいられない要素が揃っていますが、ユーモアとペーソスに満ちたコーエン兄弟監督のまなざしが、ツキに見放された負け犬たちにいつも優しくそそがれていることが、映画をあたたかいものにしています。ルーウィンの旅の相棒になる茶トラ猫は、映画の終盤にユリシーズという名前だと判明。このつかみどころのない物語は、長い苦難の旅の果てに帰還する音楽のオデュッセイアなのでした。

監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
出演:オスカー・アイザック、キャリー・マリガン、ジョン・グッドマン
Photo by Alison Rosa (C) 2012 Long Strange Trip LLC
配給 : ロングライド
製作年 : 2013年 製作国 : アメリカ 原題「INSIDE LLEWYN DAVIS」


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映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」

2018 - 01/12 [Fri] - 00:29



☆「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」ストーリー
英国・ロンドンでホームレス生活を送るジェームズは、ギターを片手にストリートミュージシャンとして日銭を稼ぐ日々。ドラッグ依存から抜け出せない彼は、住む家もなく、家族からも見捨てられていた。ドン底の人生にあえいでいたある日、ジェームズは、迷い込んできた一匹の茶トラの野良猫を助けることに。以来、ボブと名付けたその猫とジェームズは、どこに行くにも一緒で、演奏も、ビッグイシュー販売(ホームレスに仕事を提供し、自立支援を目的で作られた雑誌の販売)も、ボブと一緒だと不思議なほどうまくいった。さまざまなトラブルを経て、想いを寄せていたベティの協力で薬物依存を克服したジェームズに、ボブとの物語をぜひ書いてほしいと出版社から依頼がくる…。

☆見所チェック
ドラッグ依存でホームレスのストリートミュージシャンが一匹の野良猫を助けたことで再生していく、ほっこりと心が温まる感動のヒューマンドラマは、何と実話です。人生ドン底のジェームズは、自分の方が助けが必要な状態だったのですが、彼には、ケガをした野良猫という、自分よりもっと弱いものを助ける優しさがありました。今や世の中は空前の猫ブーム。完全に時流に乗った感がある本作ですが、原作本がベストセラーになったのは2012年のことなので、猫ブームとは関係なく、普遍的に心を打つ物語だといえるでしょう。しかもただの猫映画にはとどまりません。華やかに見える大都会ロンドンの、失業、ホームレス、薬物依存など、ダークな側面も描き、社会派映画の趣も垣間見えます。ほのぼのとした猫映画に見えますが、その中心にあるのは“セカンド・チャンス”を肯定するポジティブな人生讃歌なのです。

☆あ、猫がいる!
可愛いというより頼もしいと表現したいボブは茶トラ猫(映画出演当時、推定年齢11歳)。映画のほとんどのシーンで、何とボブ本人(本猫)が演じています。撮影で大勢の人に囲まれてもまったく動じず、新人とは思えない名優ぶりを披露したとか。副題にもなっているボブのハイタッチは、芸というよりちょっとした可愛い仕草で、とても自然なものでした。誰かを助けたつもりが、助けられたのは自分だった…という再生物語の流れは、よくあるお話。でも、ジェームズの相棒である猫のボブが、基本的には何もせず、ただ寄り添うだけというところに注目してほしい。猫特有の性質とはいえ、その物言わぬ優しさが、傷ついた人を癒し、励ましてくれるのです。自分は一人ではない。その事実がこんなにも人間を強くするとは!世の中はまだまだ捨てたモンじゃないと思わせてくれるハートウォーミングな映画です。

監督:ロジャー・スポティスウッド
出演:ルーク・トレッダウェイ、ルタ・ゲドミンタス、ジョアンヌ・フロガット、ボブ(猫)
(C)2016 STREET CAT FILM DISTRIBUTION LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.
配給 : コムストック・
製作年 : 2016年 製作国 : イギリス 原題「A Street Cat Named Bob」


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ブログ更新、頑張ります(それなりに…)

2018 - 01/10 [Wed] - 00:22

サボリにサボッた2017年のブログ更新。
愛猫ふくからもあきれられ、反省することしきりです。

ちょっとだけ言い訳させてもらうと…
実はブログのお引越しを考えていました。
このFC2ブログがAmazonのアフィリエイトに対応しなくなったからです。

他のブログシステムで、テスト的に新ブログを作っては、それぞれ約1ヶ月間ほど、使い心地を試していました。いろいろ使ってみたんですが、使いにくかったり、容量が不足していたり、どれもイマイチ。

結論として…
やっぱりこのままFC2ブログで行こう、ということになり、今日に至っています。一応、SEO的にもある程度の認知度があることと、それなりに画像などを作り込んでいるので、やはりそれを無駄にするのは惜しい。そもそもブログのお引っ越し作業は超・面倒…。

そんなこんなで、2018年は、まったりゆったりのスタンスは維持しつつ、それなりにマメに更新していこうと思います。猫が出てくる映画のストックもたまってますので、ボチボチ紹介していきますね♪

180102.jpg

さて、最近の愛猫ふくの姿をパチリ。
昨年のクリスマスに、食パン(トースト状態)型のクッションをプレゼントしました。幸い、気に入ってくれたみたいです~ (;^_^A


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映画「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち」

2018 - 01/08 [Mon] - 00:36



☆「劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち」ストーリー
動物写真家の岩合光昭氏が、ネコ目線で世界各地の猫を撮影するNHK BSプレミアムの人気テレビ番組の劇場版。津軽のリンゴ農園で暮らす“コトラとその家族”のその後の姿を未公開映像を交えて紹介するパートと、番組で紹介した世界のネコの中から、厳選した“いいコたち”の姿を映し出すパートで構成されている。

☆見所チェック
世界的な動物写真家の岩合光昭氏は、自らのライフワークとして猫を40年以上撮影し続けているというだけあって、猫の自然な表情をとらえるのが実に上手いのですが、特に、人間に寄り添って暮らす猫の中にひそむ野生を大切にしてるという点に注目です。風、雨、雪、海や牧場など、自然との関わりが綿密な映像が多いのは、そのためでしょうか。NHKのテレビ番組のために撮影している時から、いつか劇場版を、との思いがあったそうで、大スクリーンに映える猫のアップの繊細な表情が多いのが印象的です。さりげないワンカットの撮影にも、多くの時間と労力を費やす岩合さん。彼の猫愛と仕事への真摯な姿勢に感服しました。ナレーションの吉岡里帆さんの、静かであたたかい声も魅力的です。

☆あ、猫がいる!
TVで大人気だった青森・津軽地方のリンゴ農園で暮らすお母さん猫のコトラと子猫たちのその後の姿が見られるのは劇場版ならではのお楽しみです。それから、世界各国の、たくさんの猫が登場。特にイタリア、シチリアの長寿猫・ドメニコの貫禄は最高!世界中の飼い主さんたちの猫愛もたっぷりと堪能できます。猫の野性、習性、生命力、意外な仕草と、いつまで見ていても飽きることがありません。野良猫のことを愛情を込めて自由猫と呼ぶ岩合さん(たしかイタリアでもそう呼ぶんでしたっけ)。地面に腹ばいになって猫と同じ高さにカメラをかまえる岩合さんの撮影風景もまた、このネコ歩きの大きな魅力です。ネコ好きの心をとらえて離さない、珠玉の作品です。

出演:岩合光昭、(猫)コトラ、リッキー、他(ナレーション)吉岡里帆
(C)Mitsuaki Iwago
配給 : ユナイテッド・シネマ
製作年 : 2017年 製作国 : 日本


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